平和に行きましょう。


 蜻蛉切の主が縁側に俯いて寝そべっていた。すぐ側には広げられた絹と、その上に置かれた桐箱があった。
 中身は見なくても知っている。先日の出場で破壊された……蜻蛉切の目の前で砕け散った愛染国俊の刃が納められているのだ。








































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