黄いろの彼に捧ぐ
初めて彼を見たのは桜が満開の時季。
桜色にも負けない
向日葵のような髪色の彼に瞳を奪われた。
私なんかや周りの子達と本当に同い年なのかと思ってしまうぐらい
大人びて、堂々として、綺麗で、
それでいて、
どこかつまらなさそうな顔をしていた。
一件、向日葵のように美しいのに。
もったいないなあ。って純粋に思った。だけど彼は私なんかが、手に届かないほど遠くにいて、みんなから頼りにされている。
この前はサッカー部からも助っ人を頼まれただか、モデルで大人気殺到中だか、そんな噂が飛び交っていた。
どこにいても目立つ黄いろ。
誰にでも好かれる黄いろ。
なんでも、持っている黄いろ。
それなのに、それなのに、
なんだかどこか、やっぱり寂しそう。
まるで、向日葵。
一滴も水を貰っていない向日葵みたい。
そのうち、ボタ、
向日葵も枯れてしまう。
誰か、早く水をあげて。
私じゃ彼の希望を叶えてあげられるような水はあげられないから。
祈るだけ。
いつの日か、太陽に向かって
その美しい向日葵を咲かせてくれることを。
そして、微笑む彼が世界で一番
美しいことを、私は知っている。
黄いろの彼に伝える言葉
"無理しないでいいんだよ。
ありのままの君が一番かっこいい"
黄いろの彼に伝えたいこと
30.01.28