あとがき


 このたびは、噓つきのパラドックスにお付き合いいただきありがとうございます。

 最後までお読みいただいた方々、拍手やメッセージ、メール、ツイッター等で励ましをくださった方々のおかげで、最終話を迎えることができました。この場をお借りして、お礼を申し上げます。ありがとうございました!

 組織時代の彼らを書きたい、という一心で始めた連載でしたが、他連載の彼らと少しでも違いが表現できていましたでしょうか。バーボンは少し幼く、ライは荒々しく、スコッチは警察学校より大人っぽく。台詞の言い回しや仕草で僅かでも差を楽しんでいただけますと幸いです。

 よく登場人物のIQは作者よりも高くならない……なんて言いますが、まさにその弊害があり、私の知恵も知能もなさすぎるため夢主ちゃんに詐欺師らしいことをさせてあげられなかったのが後悔です。その分、愛嬌のある子にしようとストレートさを意識した性格にしました。詐欺師がストレートでは、意味のないような気も……(苦笑)
 でも、書いていてとても楽しかったです!
 エピローグは、ご想像にお任せいたします。どうぞ好きな設定を好きなだけ掻い摘んでいただければと思います。どの未来であっても、少なくとも彼らが幸せであることには変わりないとは思います。

 また機会がありましたら、他作品でお会いできることを願っております。
 ありがとうございました!!

2021/08/04 R.