オリオン号

 連れてこられた先は、オリオン号というらしい。
 
 「皆ーただいま!」
 
 「遅かったじゃないの小太郎〜〜ってこりゃおっタマげた!ガールフレンドかい!?」
 
 「違うよ!拾ってきたんだよ!」
 
 「拾ったァ!?」
 
 竜人はグギィという鈍い音を腰?から出すし、飲み物を吹き出す人がいたり、ダンベルを落としたりする人(いや、牛)がいた。
 
 多分語弊があるよコタロー。
 
 「え、えっと、シャーロットです。 コタローには、気を失っているところを助けていただきました」
 
 「そうそう司令!この子の首にかかってるコレって、キュータマだよね?!」
 
 「ん?ンン!?これは確かにキュータマ……どこでコレを?」
 
 「両親から、授かりました」
 
 「こぎつねキュータマ……ということは、こぎつね座系の出身だね?」
 
 「はい、ヴォルペ出身です」
 
 「やっぱりね。 このキュータマ、探してたんだけど中々見つからなくてねえ……キュータマはおろか、惑星すら見つからなくて……」
 
 「目立たない星ですもの、無理はないです」
 
 「……で、どうして惑星を出てきたの? あ、待って!その前に自己紹介だね」
 
 竜人は、ショウ・ロンポー司令官という。
 
 本人は真面目で誠実な……と自らを説明しているが、おちゃらけた性格なのは会ってすぐの私でも分かった。
 
 自己紹介が終わり、この集まりの説明をしてくれた。
 
 リベリオン、キュウレンジャー、9人の救世主。
 
 一通り話し終わると、ショウ司令官は、では話を聞かせてもらおうかと声のトーンを下げた。
 
 私はあったことを全て話した。
 
 突然ジャークマターが攻めてきたこと。
 
 自分たちの魔法のこと。
 
 このキュータマのこと。


//2018.04.07[back]