「……―――ぇ!…大丈夫?!……ねえ!」
「っ!」
ガバッと起き上がると、そこは宇宙船の中ではなく、ベンチ…の上?
「あれ、宇宙船は……」
「宇宙船? ……アレのこと?」
アレ、と指さされたのはもはや鉄の塊となっていた。
「じゃあ、ここは……?」
「ここはチキュウ。 あっ、俺は佐久間小太郎!」
「助けてくれてありがとうコタロー。 私はシャーロットよ」
コタローというチキュウ人のおかげで私は気が付いたようだ。
「姉ちゃん、どこから来たの? 見たことない格好だけど」
「……こぎつね座系のヴォルペって所から。 この耳と尻尾はその星人の特徴よ」
へえ〜!と珍しいものを見ているような目で私の耳と尻尾を見つめるコタロー。
私としては、耳も尻尾も付いていないコタローもかなり珍しいのだけれど。
ふいに、あっ!とコタローが声を出した。
「姉ちゃんのその首にかかってるの!キュータマじゃない?」
「……きゅーたま? これは、両親から授かったものだけれど……」
俺も持ってるんだ!と出されたものと、私が持っているものは酷似していた。
「コタローも、両親から貰ったの?」
「ううん、俺はビックベア総司令から……」
「総司令?」
「ああえっと……もう!皆の所へ行こう!」
ガシッと手を掴まれ、機械に乗せられた。
「仲間が……いるの?」
「うん!沢山いるよ!」
//2018.04.07[back]