慈愛に満ちて


7-1







私はライバーで、配信者。

私のことを好きなリスナーさんに支えられて、ここまでやってこれている。

だからこそ、ちゃんと話がしたい。私にあった出来事を伝えてたい。リスナーには真摯に向き合いたい。




『最近、みんなも思ってると思うんだけど、私、ちょっとだけ、変わったでしょう』


< そうだね
< 思ってた
< 話してくれる感じ?
< 待ってた!


『やっぱり、みんな分かってたみたいだね。いままで言及してこなかったけど、やっぱり、みんなには伝えようと思ったから、話すね、ちょっと、つまづく所もあるけど。』


< 無理しないでね
< 了解
< 〇〇ちゃんありがとう;;



『……少しっていうか、数ヶ月前に、新しい出会いがあったの。その人が私が変わった理由に、大きく関わっててね』


< もしかして彼氏とか……?
< たしかにその辺だね
< 聞いてる


『うーん……その人とは、少し変な出会い方をしたの。詳しくは言えないんだけど、そんなことある?みたいな、いい出会いとは、言えないような』


駅で酔って、介護してお悩み相談会とか、どう解釈したらいい出会いになるのか分からないくらい変な出会い方だった。




『そして、その人とで会ったばっかりなのに、なんでかお悩み相談みたいな感じで、話すことになったの、んふふ、意味わかんないね』

< どういうこと??
< 本当に意味わかんなくて草
< その経緯が気になるわ



『まあ、そりゃあ気になるよね。……でも、あんまり詳しくは話せないの。相手の人は私がライバーってことを知らないし、許可なんて取れないから」


< なるほどね
< 知らないまんま仲良くなったのか
< 了解だよ



『ありがとう。……それで、私が彼に悩みをぶっちゃけた時に、彼はこう言ったの。「君は大人っぽいのに、幼いんだね」って。ちょっと言葉は変えてるけど、これを言われた時に、心に、ストンと落ちた気が、したの。』



< 男の人なんだ!?
< いいこと言うね
< 確かに、言われてみればそうなのかな






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