慈愛に満ちて


最終話-2





「んは、見つけた!」


『………………え?』







「んはは!めっちゃ驚いとるな、びっくりした?」


『えっ、いや、え?なん、え?』




いや、なに、え?混乱して言葉も出てきやしない。え、なんで、ここにみなとくん、?

そんな私を見て、いやー、探したなあと言いながら嬉しそうににやにやしたみなとくんは、次にこんなセリフを吐いた。




「ん゛んっ!……どうも、ご指名頂き、ありがとうございます。私、にじさんじ所属、新人ライバーのバーチャルホスト、不破湊と申します。」






『はっ、?え、どういう、』


私いつからドッキリ仕掛けられてるの?え?これ本当??
夢じゃない??




「んはは!言葉の通りよ。今回の新人ライバーに、俺もいるの」



『な、なんで……?』



どこでライバーをみつけた?なぜ私に隠していた?まさか、やりたいこと見つけたって、これのこと?


もう何も分からない。ずっと混乱している。



「まあこういうのもね、ありなのでは無いかと、思いまして。ええ。」


『いや、そうじゃなくて、』


いつから、ライバーをやってる事がバレていた?というか、知ってからライバーになろうとしたのか?それすら分からない。




「あ、〇〇ちゃんがライバーをやってるのは、初めて電話した時の1〜2週間後くらい、だったかなあと」






『…全然前じゃん!!!!』



全然知ってるじゃん……!!

というか、あの時の電話で私言おうとしてたのに……!



「んは、まあそれで、〇〇ちゃん、おれがライバーなったら、どんな顔するんやろって」




思ったら、やりたくなっちゃっちゃ!んはは! とかふざけてるにも、程があるのでは?


嫌とかそういう、怒ってるとかそういうんじゃなくて、ただただ意味がわからなさすぎて。


そんな、私一言も、そんなの、





『そんなの聞いてないって!!』




その言葉に、嬉しそうな、イタズラが成功した子供みたいな顔をして、みなとくんは笑った。



「これからよろしくね、〇〇先輩♡」











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