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鏡の中で泣いていたハートの男の子に恋をした女の子。

主はオカルト研に所属しており、学校で流行っているオカルト話の真偽を確かめる為『真夜中に鏡の前で‘ミラ、ミラ、捻れた世界へ私をお導き下さい’と呪文を唱え鏡をノックする』儀式を行う。友人と電話を繋ぎながらオカルト研廃部にならないといいねと話し通話を切った直後、鏡が歪み目元に赤いハートを描いた少年と出会う。少年エースは「監督生か!!?」と鏡に近づくが主を見た途端あからさまに落ち込んだ様子で鏡を叩く。話を聞くと好きだった子に振られた挙句謝ることも出来ずに居るべき場所へ帰ってしまったらしい。クラスカースト頂点を狙えそうな容姿なのに好きな子に振られたのかぁ...性格悪いのかな?と邪推しつつ乙女心は難しいから元気だしなよ!と傷心中のエースを励ます。1度鏡同士が繋がると定期的に繋がってしまうのか、それから何度もエースの失恋話に相槌を打ちつつ、徐々にお互いのことを話し主はエースに対して恋愛感情を抱くようになる。しかしある日、彼が話していた『監督生』が鏡を繋ぐ実験をした友人兼オカルト研のユウであることに気づいてしまい伝えるべきか迷ってしまう。ユウからは時折『好きだった人がいたけど私の事情で告白を断ってしまった』とエースについて仄めかすような発言は聞いており、エースも監督生のことは吹っ切れた!と言いつつも引きずってるような発言を繰り返している。

恋のキューピットとして2人を再会させるか、それとも自分の気持ちを優先させ赤い糸を切ってしまうか、頭を抱える話。
ミラミラ
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