Knights


「お姉さま!お待ちしておりました。どうぞお入りください。」
「久しぶり、司くん。今日、レオさんはいる?」
「……leaderはいつもの通り不在です。」
「そう。まぁいいけど。嵐ちゃん、凛月くん、瀬名先輩こんにちはー。」
「あらぁ!凛華ちゃんが来てくれるなんてどういう風の吹きまわしかしら?」
「嵐ちゃん酷くない?ってか凛月くんまた寝てるの?」
「あんずちゃんが寝床を用意してからいつもこうよ〜。」
「よく寝てるねぇ……。やっぱり零さんの弟だねぇ。」
「前から気になってたんですけど!」
「おぉ……、何?司くん」
「お姉さまと3年生の先輩方ってどういう関係なんですか!?」
「それは私も気になるわぁ……。泉ちゃんともやけに仲良しだしねぇ?」
「あ、瀬名先輩とは仲良くないです。」
「何即答してんの、ゆうちゃん?」


*


「お姉さまの言い分は分かりました。確かに先輩方の方が学院で学ぶ時間は残り少ないです。ですがお姉さま、どうか1年にもお目をかけて頂けませんか……?私もお姉さまにもっとお会いしたいのです!」
「会うだけなら別にいつでも良くない?ん〜……、定期的にお昼一緒に食べるとかはどう?」
「お姉さまとlunchですか!?ありがたき幸せです……。」
「んも〜、司ちゃんばかりずるいわ〜!お姉ちゃんも入れてちょ〜だい!」
「勿論だよ、嵐ちゃん。えっと、じゃあ月曜日はどう?」
「大丈夫です!」
「移動教室もないしねぇ。」
「瀬名先輩もどうですか?この際knightsみんなで。」
「みんなって言っても王さまとくまくんはほぼ不参加でしょう?」
「はい、だから先輩も気が向いた時だけでも来てください。レオさんと凛月くんには一応私から話しておきますね。」
「……まぁ気が向いたら行ってあげないこともないんじゃない?」
「回りくどいですね。授業終わり次第3Aに迎えに行きましょうか?」
「そういうのいいから。それより今日は何の為に来たわけぇ?」
「あぁ、忘れてました。レッスンしましょう。司くんにも呼ばれましたが、レオさんに頼まれたんです。」
「あらぁ?凛華ちゃん、王さまに会ったの?」
「確か一昨日あたり遭遇したよ。今日も遭遇したけど。」
「leaderは学校には来ているんですか!?」
「来てはいるみたいだよ。授業に出てるかは別だけどエンカウント率かなり高いし。」
「あの人は…!!」
「てかマジで私働きに来たから仕事させて。」


prev | next


back
top