同じ旅路
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──悟浄と八戒の話し声が聞こえる。そして少し遅れて三蔵の声も。
だけど揉み合っているのか何だか騒がしかったけど、勢い良くドアが開く音がして悟空の声も聞こえてきた。
そしてジャラジャラと……何か始めたみたいだ。
わたしは体を起こす事も出来ず、みんなの立てる音に耳を澄ませる。
長い間、朝になるまで、ずっとずっとみんなの声を聞いていた──……。
──コンコン。
「入るよ?おやお嬢ちゃん、目が覚めたのか?」
「はい。お陰様で」
多少軋みはするものの体は軽い。とりあえず一服でもしようと煙草を取り出し火をつけ一吸いすると、すぐ側から違う煙草の匂いがした。
「フン、随分と体たらくぶりじゃねぇか」
「三蔵……」
ふーっと吐き出した紫煙の向こう。そこに居る三蔵が遠い……。
「三蔵、怒ってもいいけど、最後まで聞いてくれる?」
「何だ」
わたしは煙草をもう一吸いし、思いっ切り吐き出してから三蔵に向き合った。
「わたしが原因を作ったんだ。桃源郷の異変も、何もかも……」
「どういう事だ」
紫暗の瞳に射抜かれ、気付けば他の三人もわたしに視線を注いでいた。
泣くもんかと、歯を食いしばりながら自らの罪と恥を晒し、それがみんなとの繋がりだと、それがここに来た理由だと、言葉にした。
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