Go to the West
(8/9)
「何の相談?」
と、濡れた髪を拭きながら、キャミソールに短パンというルームウェアに着替えたなまえが煙草に火を点けていた。
四人はその姿にドキッとするも、なまえに誰と寝たいか訪ねた。
「あー、多分寝れないからいいよ」
そう言って椅子に腰掛け外を眺めるなまえは夜が仕事だ。
昼夜逆転の生活を続けてから九年。生活は抜け出せても、長年染み付いた生活リズムからは中々抜け出せない。
四人は解せない顔をしながらもベッドに潜り、なまえがウトウトするのを待っていた。
……なまえが寝たら、自分のベッドに運んでしまおう。約一名はそんな良からぬ事を考えながら。
それでもなまえは寝る気配など微塵も見せず、四人はとうとう力尽き眠りの中に身を投じていった。
それを確認したなまえは静かに窓を開け、見慣れない街並みをただ眺めていた。
そのまま静かに時間は過ぎ、時刻は午前3時を指そうとする頃、なまえはテーブルに突っ伏しながらゆらゆらと上る紫煙を見ている。
チッ……寒い。
開けたままの窓からの風に目を覚ます三蔵は、テーブルに伏せているなまえを見やった。
……本当に起きてやがったのか。
三蔵はなまえを盗み見ながら毛布を手繰り寄せた。
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