雨振り

(7/7)
自然と近付く唇に、最早拒む理由など無い。深く甘美な接吻に酔い、甘い吐息が漏れ出した。

「……んっ、三蔵……」

「……んな声出すな。止まらなくなるぞ」



それでも休むことなくなまえの口内に深く割り込む三蔵の舌。
なまえの腕は自然と三蔵の首に回され、濡れた三蔵の金糸が指に絡む。


「んっ……三蔵……すき」


僅かな隙間から漏れるなまえの言葉に、三蔵は情を乗せた顔をなまえに向けた。


「煽った責任はとってもらうからな」


あれ程嫌だった雨は未だ止まなくとも、なまえを抱き締めていれば何てことは無い。


唇を啄み、舌が絡み合い、ゆっくりと体も絡み合うと、やっと心までもが絡み合った。上り詰める度に、苦しくも優しい三蔵の金糸がなまえの指に、しっかりと絡まっていく。




「なまえ、お前の場所はここだ」


三蔵はなまえをしっかりと抱き締め、雨で冷えた体をなまえの温もりで溶かしていった。


Fin
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