Tactics
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その頃アンジールの部屋では、ジェネシスと任務から帰ったセフィロスも加わり、なまえについて話し合っていた。
「博士は研究の為なら手段を選ばない。それ故敵も多いが、博士には今までの功績という大きな武器がある」
「幾ら統括の監視下とはいえ、神羅に保護されている身分では分が悪いか……」
事態は八方塞がりだと言わんばかりに深刻な顔つきの三人。しかしなまえは全く別の方向から独自の考えを見出だしていた。
「私、博士と統括に話したい事がある」
そう口を開いたなまえに三人が目を見開いたのは言うまでもない。
何の力も無く、この世界での存在すら朧気ななまえが、ラザードはおろかあの宝条までもを上手く収める事が出来るのだろうか。
「考えも無しに言っている訳じゃないだろうな?」
誰よりもなまえの身を案じているジェネシスは、自然と視線が鋭くなる。
「……大丈夫。牽制球くらいにはなると思うよ」
「それならば聞かせろ」
「それは出来ない」
そう呟き、力強い目をしてなまえは顔を上げる。
ソルジャーという屈強な彼等と比べれば小さく頼りないなまえだが、その目にははっきりとしたなまえだけが知る『未来』が見据えられていた。
──全てを話す様な事はしない。ただ、ただ……。
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