Think of you
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この神羅ビルの中で軟禁状態の私が、誰の許可もなく自由に会える人は少ない。だからとは言え、感情的に彼に頼ってしまったのは間違いだったかもしれない。
ホランダー博士の部屋の前で別れた時、その時のセフィロスの顔に苦しくなった。
向き合うって言ったはずなのに、いつまでも甘ったれな自分に後ろめたさを感じながらも、これが最後だからと言い訳をしてしまう。
もう、全てがあの人へ向かっていた。
この世界がこのままで在って欲しい。ここに居る人達がこのままで在って欲しい。
そう思うよりも、私はあの人を想っている。いつもあの人を想っている。
そして、それが私を動かしていると気付いて苦しくなった。
開き直る訳じゃない。でも、ちゃんと向き合うから。その為にここへ来たんだから。
ここへ来た事の次第を話し、それに加えていくつかのお願いをしたが、ホランダー博士は全面的に協力してくれると快諾してくれた。
「ホランダー博士、ありがとうございます」
「いや、礼を言うのはこちらの方だよ。……君の協力に感謝するよ」
元の世界へ帰りたいという気持ちはある。けれど、それ以上にあの人を想っている。
もう先の事なんて知らない。
ここからは私も知らない世界。
「よろしくお願いします。ホランダー博士……」
CONTINUE...
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