Actual World

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手際良く私の髪を整えるアンジール。当のセフィロスは窓辺に寄りかかり無表情。ジェネシスは椅子に座って読書だ。


マイペースというかなんと言うか。いつもあの二人の相手をしているアンジールに少し同情してしまう。



「……よし、大分いいだろう」



そう言ってアンジールに差し出された鏡を覗き込めば、すっかりショートカットになってしまったが全然良い。



「少し短くし過ぎたか?」

「さっきに比べたら全然良いよっ!ありがとうアンジール!」



安堵により思わず笑みが零れるが、それはすぐに陰っていく。



「どうした?やっぱり気に入らないか?」

「……私、これからどうなるの?」



しかし、それに答えてくれる人など誰も居ない。


父さん、心配してるかな?



そう思った刹那、部屋の窓硝子が揺れ出し、持っていた鏡が砕け散り、その破片が私の頬と腕を掠めた。


生温かい感触を感じ、腕に視線を落とせば真っ赤な血液が流れている。



……痛っ。



「大丈夫か?」


近くで聞こえるアンジールの声。
愛読書から目を離したジェネシス。
少し目を見開いているセフィロスの姿。


「……夢じゃ、無い……っ」



CONTINUE...
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