No Way
(8/8)
ファイラー!ボフッー……。
ブリザラっ!ボフッー……。
……これは俺の責任なのか?
「おい、もっと真面目にやれっ!」
「やってるってば!」
なまえは動かない植物系のモンスターを相手にしているが、届かない魔法とはいえ連発している為に、かなりの疲労が蓄積されているのであろう。その額には汗が滲み、膝が笑っていて今にも倒れそうだ。
次が最後だな。
「なまえ、倒れてもいいからギリギリまで溜めて殺ってみろ」
なまえの顔つきが変わり、左手に意識を集中しているのが解る。
当に限界を迎えているであろうその小さな体で必死に力を込めるなまえ。
それは徐々に形になり、なまえの左手が炎に包まれる。
「なまえ、殺れ」
「ファイラっー!」
それは幾つもの炎の塊で、轟音と共にモンスター目掛けて飛んで行き辺りを焼き尽くした。
刹那、なまえが倒れ込もうとする時には既にセフィロスが支えに入り、微かに目を細めながら抱き上げる。
「……上出来だ」
それを聞いたなまえはセフィロスの腕の中で静かに微笑んだ。
トレーニングルームの外で一部始終を見ていたジェネシスとアンジール。
大した奴だ。
なまえを抱えて帰って来たセフィロスを見つめ、アンジールは目を細めながらそう思っていた。
CONTINUE...
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