Despair
(9/9)
「俺の部屋も爆破するつもり?」
「ごめんなさいっ!」
グラスの破片を集めながら私はひたすら謝った。
でもおかしい……。
誰もこの轟音に気付かないのか?
訝しげな私に気付いたのか、ジェネシスは含み笑いをしている。
「なまえの部屋と違って、ここは防音になってるんだよ」
あー流石、1st様は違いますねっ!
露骨に不機嫌な顔を貼り付け、部屋を片付け終えた私にジェネシスは言う。
「そんなに警戒しなくてもいい。もうこれ以上何もしない。だから今日はここで寝ろ」
その時のジェネシスの顔が寂しげで、本のん少し胸がチクリとした。
「……誓う?」
「愚問だな」
半ば強引にベッドに引き込まれ、ジェネシスは私の上に覆い被さる。
「ちょっ!何にもしないって、んっ!」
無理矢理塞がれた唇の隙間から吐息が漏れる。
「……んっ……ジェネ……」
「……これ以上はしない。そう言ったはずた」
唇が触れたまま、直接言葉を流し込む様にジェネシスは静かに呟いた。
しかしその言葉通り、ジェネシスは私を抱き締めたまま何度もキスを求めてくるだけで、私はその口付けに酔わされたままジェネシスの腕の中で眠りに落ちていった。
CONTINUE...
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