Game Over or Continue

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やっぱりこの世界は大嫌い。上へ上へと向かってたのに、気付けば間逆で真っ逆さま。


解ってるのに減速出来ないし、このままジェネシスに甘えたらセフィロスを傷付けてしまうし……。


だけども私は堕ちて堕ちて境界線はもう目前。ここから抗える強さを下さい……。



「もう……私……っ」


だけど上手い切り返しなんて出て来ないし、ただただ涙が溢れる一方で、切り離そうとすればする程振り切れない……。









バカだって言って、抱き締めて欲しいと願った。またあの笑顔で、抱き締めて欲しいって……。



「ジェネ……シス……っ」



ジェネシスの服を掴んでいた手に力を籠めて顔を上げると、ブラウンの髪から覗くジェネシスの顔が間近にある。涙で霞んだ自分の目が鬱陶しい。


「なまえ、………だ」



故意に語尾を濁したのか、無意識に耳を塞いだのか。私の中で全身が悲鳴をあげてる。


この世界に居たって幸せなんか望めない。だけどもう、このまま帰っても同じだよ……。



「どーして……くれんの……さ……っ」


ジェネシスはそんな私に微笑みながらたっぷりと間を空け、ゆっくりとゆっくりと呟いた。



「沢山……、沢山キスをしよう……」



重力に従い過ぎて落ちた涙。ジェネシスはまるでそれを拾い集めるかの様に、静かに優しいキスをくれる。



力強く抱き締められ、何度も何度もキスをしたまま目を閉じれば、ずっと遠くに境界線が見えた。






── GAME OVER ──




Will you CONTINUE......?


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