the Inferno
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それからアンジールとザックスは統括に呼ばれ任務に赴いて行った。
地獄のトレーニングの後で気の毒だと思ったなまえだったが、部屋の前に着いたなまえにセフィロスは言う。
「直ぐに明日の準備をして付いて来い」
その眼光に後退りしながらも従うしかないと判断したなまえは、言われた通りに荷物を抱え、セフィロスの部屋に連れられて行く。
ベッドを貸すって本気だったんだと舌打ちしながらも、なまえは無意識の内にセフィロスの室内を見渡していた。
モノクロで統一された、シンプルでセンスのいい家具が並んでいる。
「先にシャワーでも浴びて来い」
そう言われて少なからず身構えたなまえだったが、セフィロスの部屋のバスルームを見て目を輝かせる。
「何これっ!広いっ!」
白いタイルに大きな円形の浴室を目にしたなまえはセフィロスをバスルームから追い出し、鼻歌混じりに優雅なバスタイムを楽しんだ。
なまえがバスルームを出ればテーブルの上には既に食事が並べられ、セフィロスはワインを口にしている。
に、似合いすぎるっ!
セフィロスの姿に鼻血が噴き出しそうになるのを必死で堪え、なまえは夕食を口に運ぶ。
「……何故に無言?」
なまえの問いに些か驚いた顔をしたセフィロスは暫し考え込む。
「誰かと食事する機会は滅多にないから、か?」
そう言ってセフィロスはバスルームに向かって行く。
英雄ともなれば寄ってくる人は沢山居るだろうに……。
なまえはそう思いながらセフィロスの背中を見つめていた。
CONTINUE...
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