Reason Way...

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ジェネシスが隣に居るというのに、すり寄るどころか"アホ"等という暴言を吐き、何食わぬ顔で食事をする異世界人のなまえ。



その髪はまだ濡れているからか、妙に艶めいてみえる。小さくパンを含む口、そしてそれを飲み込む度に上下する喉元。



「怖いもの知らずもいいとこだ」

「……えっ?」



なまえは水を飲みながらジェネシスの方を向いたが、その時のなまえの顔が余りにも無防備過ぎて、ジェネシスは思わず笑みを零した。



「何笑ってんのさ?」

「気にするな。悪意は無い」



なまえはうっすらと青みがかった瞳でジェネシスを睨み付ける。



「……何かバカにしてるでしょ?」

「してないさ」



そんなやり取りを数回繰り返した時、なまえは相手がジェネシスだという事にやっと気付き溜め息をついた。



「はぁー。もういいや。部屋帰って寝るよ……」



しかしジェネシスは、そう言って立ち上がったなまえの腕を素早く掴んだ。



「一人にはさせられない。寝るなら俺のベッドを使え」

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