Reason Way...

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「なまえ、どうかしたのか?」



開け放ったドアからジェネシスが声をかけ覗いてみると、髪はまだ濡れたままだが既に着替えも済ませたなまえが、じっと鏡の前で自分の顔を凝視している。



「なまえ?」



ジェネシスがもう一度なまえの名を呼ぶと、なまえは鏡越しにジェネシスを見た。



「ね、なんかわたしの目の色変わってない?」

「……多少変わったかもしれないな」



ジェネシスがそう言うとなまえは目を伏せて鏡に背を向け、バスルームから駆け出しそのままソファーに飛び込みクッションに顔を埋めた。



「なまえ、どうした?」



なまえの隣にそっと腰をおろしたジェネシスは静かに呟く。



「……何か嫌だ」



クッションから少しだけ顔を覗かせたなまえは言う。



「何だ、泣いてはいないんだな」



何が嫌なのかと、理由を聞かないジェネシスに些か不機嫌に口を尖らせるなまえ。



「……ジェネシスのアホ」



なまえはそう言ってテーブルに並べられたパンに手を伸ばし、一口大に千切って口へ運んだ。

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