Groundless
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色んな物が飛び散った部屋でジェネシスを思っていると、不意にジェネシスの携帯が振動した。
そしてジェネシスは画面に目をやると至極不機嫌な顔をして電話を受ける。
「……何だ?」
それから数回頷き返したジェネシスは電話を切るや否や私を激しく急かした。
「なまえ、アンジールがここに向かってる。直ぐに服を着ろ」
「ちょっ、えっ?服どこっ!」
飛び散った家具と全裸の私。幾ら話の分かるアンジールといえども流石にまずい。私は服に付いた飛び散った照明の破片を払い落とし、急いでそれらを身に纏った。
そして間一髪、何とかアンジールが部屋に到着するまでに着替え終えた私は胸を撫で下ろしたが、払いきれなかった破片で所々痛いが気にしない。
私のイメージの方が大事でしょっ!
しかし軽快にアンジールのそばまで行くと、アンジールは目を見開いた。
「……なまえ、詮索は余りしたくないが……その……」
「ん?何?」
アンジールは私から視線を逸らしてジェネシスを見る。だからつられて私もジェネシスの方に視線を投げれば、ジェネシスはゆっくり私の肩に手を置き一言だけ囁いた。
「胸元」
低く艶のある声色は先程のジェネシスとの出来事と胸元の記を妖しく彩り、私の顔も一気に熱を持ち、余りの恥ずかしさにアンジールに背を向けずにはいられなかった。
そしてまともにアンジールの顔を見れなくなってしまった私への追い討ちとして、ジェネシスはこれから任務の為、今日はアンジールと一緒ですって……。
私は意地悪そうに笑うアンジールの前でただうなだれる事しか出来なかった。
CONTINUE...
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