Game to Game

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ジェネシスが任務に赴き、アンジールと二人っきりになったなまえは、妙な居心地の悪さを感じていた。


そしてアンジールに促されるまま向かいの部屋へ移動する。


「適当に座ってくれ。今お茶を持ってくる」


そう言って部屋の奥へ消えて行ったアンジールを見送りながらなまえが辺りを見渡せば、アンジールの室内はあの二人の部屋とは対照的で生活感に溢れていた。


綺麗に片付けられた部屋には温かさが漂い、窓際に並べられた観葉植物がそれに安らぎを添えている。



「やっぱりこういう部屋の方が落ち着くよ……」



なまえはしみじみと言葉を漏らすと、丁度アンジールがお茶を持ってきたところだった。



「あの二人の部屋に比べると地味だろう?」

「凄く落ち着くよ」


慣れた手付きでお茶を出したアンジールはなまえの緩んだ表情を見てふっと笑みを零し、なまえと向かい合わせにテーブルに着き、お茶に口を付けるや否や徐に話し始めた。



「あの二人と付き合うのは大変だろう?」



それは嫌味といった感じではなく、彼等と長年付き合ってきたアンジールだから言える労いの言葉だった。

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