Game to Game

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「あの二人を前にすると私の常識が不安になってくるよ」


猫舌なのか、お茶にふーっと息を吹きかけながらなまえはやっとお茶をすする。


「安心しろ。それが普通の反応だ」


顔を見合わせ苦笑し合い、たわいもない話に笑い声を上げながら和やかに会話が進む中、なまえはふと目を伏せる。


本来ならば一人で色々考えたい時であろうなまえ。しかしそれもままならない現状でそんな顔をされれば、幾らアンジールと言えども閉口するしか出来なかった。


けれどもなまえは直ぐにその表情を変え、今度は悪戯っ子を彷彿させる様な顔でアンジールを見つめた。



「ね、あの二人ってさ、苦手なものとかってないの?」

「……俺の信用問題に発展する様な事を考えてないか?」



いつも二人に振り回されているなまえは、あわよくば何か仕返しを……と考えてたが、アンジールにそれを見透かされてテーブルに突っ伏した。


「……バレたか」

「全く大した奴だ……」



何を考えているのかと思えば、あの二人に仕返しなどと……。大抵の奴は恐ろしくて考えもしないのに。



あの二人がなまえに興味を持つのはそういう事か……。



何かを悟ったアンジールは静かに頷いた。
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