Game to Game

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「アンジールの部屋が落ち着くから、何かスッキリしてきたよ」



笑顔は笑顔。無理して繕った笑顔でも。


「なまえ、あの二人は迷惑か?」


何かを敏感に感じとったアンジールは、その原因が二人にあるのではと考えた。あながちそれも間違いではないが、友と呼ぶ者達がなまえを悩ませていると思うと、二人の保護者的な立場にも居るアンジールの胸は痛んだ。



「アンジール、それって今更じゃない?」


なまえは笑って誤魔化す。しかしそれも仕方無い。そこまで聞ける程の信頼関係は無いのだから。


「それはお互い様だろう?爆弾魔のなまえだしな」



どこまで話していいのか。どこまで聞いていいのか。お互いが核心に触れない。

でもそれは相手がアンジールだから出来る事。


「やっぱり空気が読めるのはアンジールだけだね」

「そうでもないぞ?現にあの二人とどうなっているのか聞きたいしな」



いつでもなまえが茶化せる様に、切り返し易い様に柔らかな空気を纏ったアンジールの優しい誘導尋問。





ゲームだから、クリアしたら終わりなんだよ。それなのに恋だの愛だのって、遠回りもいいとこだよ。



「何にもないよ」


この先も。
あってたまるか。




game to game.



そこに堕ちたら私の負けだよ。


CONTINUE...
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