Game to Game
(5/5)
「アンジールの部屋が落ち着くから、何かスッキリしてきたよ」
笑顔は笑顔。無理して繕った笑顔でも。
「なまえ、あの二人は迷惑か?」
何かを敏感に感じとったアンジールは、その原因が二人にあるのではと考えた。あながちそれも間違いではないが、友と呼ぶ者達がなまえを悩ませていると思うと、二人の保護者的な立場にも居るアンジールの胸は痛んだ。
「アンジール、それって今更じゃない?」
なまえは笑って誤魔化す。しかしそれも仕方無い。そこまで聞ける程の信頼関係は無いのだから。
「それはお互い様だろう?爆弾魔のなまえだしな」
どこまで話していいのか。どこまで聞いていいのか。お互いが核心に触れない。
でもそれは相手がアンジールだから出来る事。
「やっぱり空気が読めるのはアンジールだけだね」
「そうでもないぞ?現にあの二人とどうなっているのか聞きたいしな」
いつでもなまえが茶化せる様に、切り返し易い様に柔らかな空気を纏ったアンジールの優しい誘導尋問。
ゲームだから、クリアしたら終わりなんだよ。それなのに恋だの愛だのって、遠回りもいいとこだよ。
「何にもないよ」
この先も。
あってたまるか。
game to game.
そこに堕ちたら私の負けだよ。
CONTINUE...
64/91←|→
List|Top|Main>>
Index