Knock Up
(2/6)
アンジールと語り疲れたのか、なまえは久しぶりに爆睡していた。
アンジールに起こされても全く起きる気配ない。毛布にくるまったままピクリともしない。
「なまえ、そろそろ起きないとトレーニングが始まるぞ!」
トレーニング開始時間までは後十五分も無い。このまま遅刻でもしようものなら、あの二人に何を言われることか……。
そうアンジールが苦笑を浮かべた丁度その時、ドアをノックする音が聞こえた。
「……なまえ、すまない。もう俺は助けてやれないぞ」
そう小さく呟いてドアを開ければ、予想していた顔が2つ。無言のままなまえが寝ているベッドの方へ通り過ぎて行く。
「毎朝毎朝、こいつは学習というものを知らないのか?」
ベッドの隅で縮こまって眠るなまえに向かって、セフィロスは溜め息に若干の怒りを混ぜた。
「まったく、これでは何をされても文句は言えないな」
ジェネシスはベッドに腰を下ろし、なまえを覆っていた毛布を勢いよく引っ張った。
「……だからこいつは、何故いつも服を脱いでいるんだ?」
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