Around
(2/6)
何がこんなにも突き上げてくるのだろう。
昨夜は何があった?アンジールと話疲れただけでは無いだろう?
その前は何をしていた?
何故あいつは、俺の目の前でなまえの毛布を剥ぎ取った?
蟀谷に針を刺された様な痛みを伴い、沸々と全身から滲み出すこの感情を、俺は知らない。
穏やかな膨らみを揉みしだき、その頂に舌を這わす。余計な事を考える隙など与えてなるものかと、吸い上げて嬲りながら、下へ下へと手を伸ばした。
「もっと欲しいんだろう?」
少し割り挿れただけで、そこが十分潤っているのが解った。指で全体に愛液を塗り広げ、熟れた蕾を擦り上げた。
「あっ、やっ……」
途端に声に甘さが増し、頼りない腰が揺れ動く。このまま楽にしてやろうとも思う反面、泣いて懇願するまで弄んでやりたいとも思う。
俺の指を咥え込んだまま悶えるなまえの姿は、俺の理性を振り切ろうとするかの様に熱を持っている。深く指を突き刺し、敏感な芽と肉壁を擦りながらなまえを見下ろした。
自身を求めて来ないなまえに無性に苛つきを覚え、そのままなまえを突き上げようとしたが、俺の中で何処かが痛んだ。
「……あっ……っ、お願い……優しくしないで……っんん……」
「黙れ……」
出来るなら当にそうしてる。堪えた隙間から漏れる吐息と、強気な言葉とは裏腹に震えるお前を壊してしまいたいのに……。
歪ませたなまえの顔に片手を添え、薄く開かれた唇に軽く触れながら、なまえに俺自身をゆっくりと埋めていく。
「あぁぁっ……っ……」
悲鳴にも似た声を上げて身を捩るお前等、壊れ崩れてしまえばいい。望まぬお前等、微塵も残さず砕け散ればいい。
そんな思いとは裏腹に、壊れぬように抱いていたいとも思ってしまう。
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