Twice
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その後、何事も無かったかの様にセフィロスとなまえは眠りについた。
非道い男と非道い女。
そう在れば考えを交えずとも済んだのに、お互いにそんな技量は持ち合わせておらず、二人は普通に振る舞う事でそれから目を反らす様に眠りについた。
そして翌朝、珍しく起こされる前に目覚めたなまえは、全身に疲れが残ったままだったが、ちょうどそんな時に携帯が鳴る。
統括から?
着信画面を見たなまえは顔をしかめながら、セフィロスを起こさぬ様に部屋を出ると、直ぐに司令室へ来てくれとの事。
一人での行動が禁止されているなまえはセフィロスを起こすと、寝起きで不機嫌な彼と共にエレベーターに乗り込んだ。
「この後予定がある為に早くに済まない」
セフィロスと並んで部屋に入ると、既にアンジールとジェネシスが立っていて、私はソワソワしながら統括の話を聞いていた。
「今後の君の事だが……」
だけど、それは直ぐに震えに変わり、脱力した私の全身から力が抜け落ちていく。
……統括、今何と仰いました……?
「誰かが付いていれば安心だ。大変だと思うが宜しく頼むよ」
そう残して去って行く統括と、その傍らで私に憐れな目を向けるアンジールと笑う二人。
「そこの二人笑うなっ!」
「ククッ、済まない」
「ジェネシス!他人事だと思って笑わないで!」
「やはりなまえは早起きをするべきではないな」
やっぱり早く帰らなくっちゃ!だって、あんまりじゃないか!
「さぁ、モンスター退治にでも付き合おうか?」
「フッ、俺も協力しよう。……借金返済の為にな?」
ありえない……。
研究室と部屋の修復代金を払えなんて……!
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