Twice
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どんより、愕然、お先真っ暗。見事なまでに私にぴったり!
司令室を出た私は夜逃げを考えるも、宝条博士並みの頭脳はないし、この三人が肩代わりしてくれる訳もないし……。
……ん?ちょっと待てよ、宝条博士以外にも科学者は居たよね?
確か……ほら、なんだっけ……ほら……。
『ホランダー』
その名前が頭を過ぎった瞬間、私はジェネシスを思ってしまった。帰れるかもしれないと喜び思うより先に、ジェネシスの背中の片翼を思ってしまった。
帰ってしまえば、どうでもいい事じゃない。そうやって無理に頭の外へ追い出そうとしているのは同情しているからだと、そう説明付けて頭の隅へ追いやった。
「なまえ、ボケっとしていると死ぬぞ」
ハッとして取り繕った私は、もうトレーニングルームに着いていて、セフィロスの無言の合図でモンスターが現れる。
今日もセフィロスと地獄のトレーニング。本当、トレーニング中のセフィロスは鬼のように笑うよね。
何だか今日は、無性にリレイズをかけて欲しいです、セフィロスさん……。
***
「なまえ、午後は俺と借金返済だ」
午前のトレーニングを終え、昼食をとっているとジェネシスが現れてそう言った。
「……まだ自信無い」
わざわざ危険を冒さなくても、借金なんて帰ってしまえばチャラだろうと思っていた私の甘い考え。それは直ぐに見破られる。
「まさか踏み倒す気ではないだろうな」
「ジェネシス、いくら何でもなまえはそんな外道で無粋な事はしないだろう。……な、なまえ?」
穏やかな口調とは裏腹に、恐ろしく冷たい視線には冷や汗ものだ。
「あ、当たり前じゃん!ただ、まだ不安だなーって……」
「ククッ、実戦が楽しみだな」
味気ない昼食は私の箸を止め、二人の視線には私の心臓を止められそうだ。
「では俺は任務が入っているので失礼する」
そう言って立ち上がったセフィロスは、一瞬だけ鋭い眼光で私を見るも、直ぐに不適に笑い去って行った。
「さぁ、食べ終えたなら出掛けるぞ」
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