攻防戦の果て
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自分の正体を悟られない様、更に高度な訓練と……。
「な〜にが最悪な状況からの帰還方法ですか!」
話し終えたと思ったら、あっと言う間に組み敷かれ、この覆面上忍の指が全身を這いはじめた。
「ま、やっぱり君の限界を知っておかないとネ?」
わざと舌を覗かせて笑う男、はたけカカシは間違い無くただ者じゃない。
「言っておきますけど、私、絶対イキませんよ」
冗談じゃない。こんな人の前でイったりしたら、後で何を言われるか解ったもんじゃない。
初めから弱みを握られる様なもんじゃない!
「へ〜ぇ、そう……。じゃしょうがないネ」
余裕を浮かべた笑みで唇を近付け指と舌を這わせ、それと同時に突き上げてくる。
だけど私だって負けられない。下腹部に意識を集中しチャクラを集め強く締め付けると、この上忍男は声を漏らした。
「くっ……」
「いつでもイっていいですよ、"カカシ先生"?」
「チャクラを使わないと我慢できない癖に言ってくれるじゃない」
本来なら官能的な行為だが、私達にとっては闘いそのもの。それでも悔しい事に限界は近付く。
……もうダメだ。奥の手を使うしかない。
そう思った私は腕を伸ばし先生を見つめ、思いっきり甘く囁いた。
「先生……ごめんなさい……。私……もうダメ……」
「……っ!お前……それ卑怯……っ!」
先生が気を抜いた。そしてそれにつられて私も気を抜いた……。
「……イったネ」
「……イきましたね」
脱力感に包まれたままそう呟き顔を見合わせる。
──もしかしたら、最悪にして最高の相手に出会ってしまったかもしれない。
そんな思惑を隠すかの様に、どちらからともなく深い溜め息が漏れた。
END
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