満ちる心

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今し方抱き合ったばかりというのに、なまえはさっさと服を着る。


その仕草から、俺への愛情など微塵も感じられない。


『体だけの関係』

そう、俺が自ら望んだこと。


女なんてみんな同じで、割り切った関係を望んでも、その関係を続けていく内に泣いてすがる様になってくる。


だからその度に俺は冷たくあしらってきた。



そのツケがこれか?


俺は今までとは全く逆の立場にあった。


「なまえ……」

「じゃあまたね、カカシ」



そう言って俺の部屋を出て行くなまえを、この気持ちに気付いてから何度引き止め様と思ったか。



そう、これは俺が望んだこと。


そう自分に言い聞かせても、なまえが出ていけば後悔が残った。

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