モテる男はお辛いですか?E

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「……参ったヨ」


カカシがそう言うとなまえは久しぶりに満面の笑みを浮かべた。


俺にとってはこの笑顔の方が必殺技だと思うぜ?


「よーし、じゃあ木の上でパーティーします!」


なまえは俺とカカシの腕をとり、このまま連れてけと大はしゃぎ。



カカシと二人で支えながら、少し遠回りして木に飛び乗ればジェットコースター呼ばわりで、木の上で繰り広げられるパーティーの主役は間違い無くなまえだ。



「あっ、ゲンマにプレゼント渡すの忘れてた」



そう言って手渡されたのは、マジックで……しかも手書きで"ゲンマ"と書かれたピンクのバンダナ。


……おいおい、冗談だろ?


「あははっ。それはジョーク。こっちが本物」


はい、と手渡された小さな箱を開けると小さな石がついたネックレス。



「それね、健康運最高のネックレスなんだよ?ゲンマはもう三十オーバーだからね、任務も堪えるでしょ」



……こういうの、柄じゃねぇけどやっぱり嬉しいもんじゃねぇか。


「サンキュなまえ。……んでカカシは何くれんだ?」


俺となまえの視線を浴びているにもかかわらず、カカシは空を仰ぎ見てポケットを弄った。


「んー、じゃこれで」

「……お前、そりゃ支給されてるクナイじゃねぇか」



まぁいいか、カカシからはなまえの笑顔を貰ったしよ。



「許してやるよ」

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