モテる男はお辛いですか?E
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木の上からカカシの姿を捉えたゲンマはクナイを投げてカカシに居場所を伝え、カカシは私とゲンマの居る木に向かって歩き始めた。
「よし。これより次の作戦に入る。ゲンマ、頼んだよ」
「何でノリノリなんだよ。……まぁいい。俺が合図するまで動くなよ?」
解ってるって。
さあ、今までの恨み晴らしましょう。ついでに私のウサも晴らしましょう。
「よし、今だ!」
「はたけカカシ、覚悟っ!」
ゲンマの合図と共に木のそばまで来ていたカカシに向かって飛び降りる。
「必殺バンジーキーック!」
カカシは避けない。何故なら……、避けたら私が死ぬからだよっ。それを逆手にとった私だけの、対カカシ専用の必殺技だっ!
「えっ!?嘘でしょ!」
カカシがそう言った瞬間、カカシの顔面に見事に私のバンジーキックが決った。
勿論そこから私が態勢を崩す事は想定済み。すかさずゲンマがフォローに入る。
「なまえ、痛い。何……」
「カカシ、私の必殺技はどう?参った?」
カカシ程の人だから、私の必殺技なんか全然効いてない事くらい解ってる。それはその顔に傷も汚れもついてない顔を見ても明らか。
だけど、カカシに参ったって言って欲しかった。私はカカシの心の主導権を握りたいんだ。
「参ったって言ってよ。私には勝てないよって」
カカシは私を裏切らない。そんな自信を私に頂戴。
カカシの一言で、私は強くなれるんだよ。
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