術?
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あぁ……、私は何てことをしてしまったんだ……。
隣で寝息をたてるカカシを見ながら、今し方の情事を思い出す。
普通は有り得ないよねー…。
別に、済んだ事をどうこう言ってる訳じゃない。そもそもそんな歳でもないし。
でも実際問題、カカシは違う世界の人なんだよ。
まず、そこが有り得ない。そして、今のこの状況も有り得ない。そんな事を考えているとカカシが目を覚ました。
「なーに考えてんのヨ?」
そうか……、もしかしたら全く逆で、考える事は無いのかもしれない。
私達はお互いがお互いに実体を伴った夢なんだ。
カカシは私なんかより頭がいい。
だから解ってる筈。
夢はいずれ醒める事を。
「んー、カカシはテクニシャンだなってさ」
カカシは体を起こし、私を抱き締めた。
「なまえには負けるヨ」
これを夢と言わず何と言えようか?
気持ちを確かめる事なんてしなくていい。
醜い嫉妬に狂わなくていい。
例え傷ついても、所詮住む世界が違うという言い訳ができる。
だからどうか、もう少し。
この夢を見させて下さい。
そこまで考えて笑いが漏れた。
シリアスな私、らしくない。シリアスは仕事だけでいいや。
でも、カカシと少し話してみようか……。
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