おかえり
(6/6)
「ゲンマ様々だね」
なまえが用意してくれた夕食を食べていると、なまえがボソッと呟いた。
「そうだネ」
俺は苦笑しながら言った。ゲンマが居なかったら今こうしていられなかったと思う。
「ゲンマに御礼したいな……」
「そう言えばゲンマ、なまえの官能小説の続きが読みたいって言ってたヨ?」
俺の言葉に怪訝な顔をするなまえは、眉間に皺を寄せながら言った。
「それはカカシでしょ?私はゲンマにって言ったんだけど?」
「いや、だからゲンマ……」
俺はそう言いかけた時、なまえと視線が合った。
そしてお互い顔を見合わせた途端、同時に笑みが零れた。
その時のなまえの笑顔はとても眩しかった。
でもそれは、俺だけに向けられたものだから、俺は目を細めながら受け取ったんだ。
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