両思い

(7/7)
「何でいきなりなの?と聞きたい所だけど、その前に、何で左目のこと知ってたの?」

まだ裸のままなまえは言った。


「右と左を見る時、顔の傾き加減が違うからだヨ」


それだけじゃ元彼と繋がらないだろうに。


「カカシ、嘘は上手くつこうね?」


なまえの鋭い視線に耐えきれずカカシはカミングアウト。


「ごめん。前に職場の人に聞いたヨ……」


俺がそう言うとなまえは笑った。ふわっと、とっても優しい笑顔。



「知ってて私を好きだなんて言ったの?……馬鹿だね……」



そう、こういう事なんだよネ。



今までも、抱き合えば言わなくても気持ちが解った。けど、やっぱりそれだけじゃ寂しいじゃない。もう我慢できなかったんだよね、俺。


やっぱり思ったらいつでも言いたいワケ。



「好きだヨ、なまえ」

「知ってたよ?」


まだ裸のまま、腕を俺の首に巻き付けながら余裕たっぷりな目でなまえは言う。


そしてふっと顔を緩め、真っ直ぐに俺を見て言った。


「カカシ、大好きだよ」




ほらネ。
いいでしょ、こういうの。

でもまだまだ。
まだまだ足りないヨ。


もっと俺をなまえの愛で満たして欲しいんだ。

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29/201

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