写輪眼≠必殺技

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俺はなまえをその場で押し倒し、組み敷こうとした時。


「痛っっ!!」


俺の胸を思いっきり押し返したなまえは、顔を苦痛に歪めた。


「なまえ?大丈夫!?」


俺はハッとしてなまえの手を診る。



「なまえ、とりあえず病院に行こう。たぶん……ビビ入ってるヨ……」

「えっ?あれだけで?」


なまえは『大丈夫。後で病院に行ってくるよ』と言ったが、信用できなかった俺はなまえに無理矢理付き添い、病院へ行った。



暫くした後、診察室から出て来たなまえの右手首は、ギプスで固定されていた。



「全治三週間……」


なまえは俯いてそう言った。


「ま、それだけで済んで良かったじゃない」

「良くないしっ!利き腕だし、仕事出来ないし……それに……」




それに……?
あぁ!


「お仕置きは延期でいいヨ?」

「ちがぁぁうっ!!」



ちょっと、ここ病院……。
冗談だヨ……。


「ごめん、ごめん。それに何?」


なまえは苦虫を噛み潰した様な顔で言う。


「……ご飯とか、お風呂とか……どうしたらいいの……」



その時のなまえの顔ったら……!



「大丈夫!なまえのお世話は俺に任せなさい!」

「もう!だからカカシと病院なんかに来たく無かったんだよっ!」




なまえのお世話……!



ため息ばかりのなまえとは対照的な俺は、胸を弾ませながら軽い足取りでなまえの家へ向かって行った。


うん、これからがとぉーっても楽しみだネ、なまえ!

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