蟹は高級食材です

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我が弟よ、なかなか味な真似してくれんじゃないの……。


「あーもうっ!最悪だよっ!」



人目も気にせず交差点で叫ぶ私をカカシは支えながら言う。


「なまえ、蟹ってそんなに高かったの?」

「えぇ、高級食材ですからね。おまけに二人して何人分食べたんでしょうね……」



あんな大金はたいて。私だって蟹チャーハン食べたかったよ……。



「なまえ、俺達こっちの物価とか通貨が解んねぇんだ。許せ」

「給料約1ヶ月分。それが一食で消えたんだよ?しかも私は蟹しゃぶだけって……」



ゲンマに叩かれた肩が重い。カカシに支えられていても足がもつれる。



「……学、中々の策士ぶり……。天晴れ……」


薄れゆく意識の中、諭吉をはさんで横歩きで逃げていくタラバが私の脳裏に浮んでいた。

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