蟹食べ放題への道
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あの一件が一段落したある日、俺は久しぶりになまえの部屋に来ていた。
なまえは留守にしていた間に溜まっていたメールやら電話やらをぶつぶついいながら片付けている中、玄関のインターフォンが鳴る。
「カカシ、ごめん!出てくれる?」
なまえは只今電話中。受話器片手に小声でそう言うとすぐさま受話器を持ち直す。
俺がするしか無いじゃない……。やれやれと重い腰を上げて玄関を開けた時、俺は目を疑った。
「はいはい、どちらさ……ま……?」
そこに立っていたのは、なまえの身長だけを大きくさせた様な人物。
「……お前、誰?」
なまえと同じ顔から発せられる声でも、その声色が低い事から男である事は間違いないだろう。
しかし、なまえと同じ顔で睨み付けられている俺は軽く混乱を覚えた。
「カカシー、お客さん?」
と声を響かせなまえが顔を覗かせると、そっくり男は顔を明るくさせて部屋へ飛び込んだ。
「ねぇちゃんっ!」
"ねぇちゃん"?
「へっ!?学?」
目を丸くさせるなまえに抱き付くなまえそっくりな学という男は、どうやらなまえの弟らしい。
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