蟹食べ放題への道
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「突然何しに来たの?」
なまえは眉間に皺を寄せて声を荒げると、なまえにそっくりな弟学もまた、眉間に皺を寄せて声を荒げた。
「何しにって、何度も連絡したのに音沙汰ねぇから、心配して来てやったんだよ。ねぇちゃんこそ何してたんだよっ!」
学は俺を横目でみやり、上から下まで舐める様に視線を這わす。
「……ところでこの人……」
「あぁ、この人はカカシ。それで、この生意気なのはわたしの弟の学」
俺に向き直ったなまえと学は本当によく似ている。顔もパーツも、それを縁取る髪も。
「もしかして……」
「双子じゃないよ」
高低を共にした二人の声は不思議で不気味。それでも醸し出す雰囲気は大分違う……か。
学にはなまえ特有の憂いは感じられない。
しかし、ここに来て突然リビングからすぐの部屋のドアが開き、大問題が発生した。
「ようなまえ、カカシ居るかぁ?」
忍服のポケットに手を突っ込み千本を銜えた特別上忍、ゲンマ。
「……ねぇちゃん、この人どっから入ってきた?」
「カカシ、このなまえそっくりな奴は誰だ?」
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