約束の口付けを

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──なまえが木の葉で生きて行くのなら、俺と一緒であって欲しい。



そう告げながら手渡された通帳は、徐々に涙で霞んでいったけど、それでも名義人の名前だけは鮮明に焼き付いた。







名義人
はたけ なまえ







「受け取って?……そしてあの宝物置き場になまえとの未来も飾らせてヨ」




カカシの指先は私の涙を掬い、それからカカシの腕は私を包む。


「カカシ……っ、カカシ……」






ずっと一緒に居られればいい。それが何よりの幸せだから。そう思い合えるだけで幸せだった。




「なまえ、愛してるんだ。とっても、とっても……」



時には様々に形を変えて曖昧だけど、それでも単純で確かな気持ち。



「ずっと……愛してていいんだね……」



「ずっと愛して欲しいんだヨ」









住んでいた世界は違っても、育まれた愛は変わらないと、確かな愛を約束する口付けを───



愛してると、何度も何度も思いを込めて。




END
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