ドキドキとキス

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「なまえ、それ、すっごくドキドキする」


「じゃあ、もっとドキドキさせてあげなきゃ」



カカシはなまえの言葉に微笑み返し、またキスを交わしてなまえの服をゆっくり取り去っていく。



そのカカシの動きに合わせて微かに軋むスプリング音が、口付けの合間に漏れる吐息と重なった頃になまえは呟いた。


「どうしよう……。力が入らない……」



その時なまえの右腕の傷跡が目に入ったカカシは、そこへそっと唇を寄せる。



「それはこれのせい?」


「解ってるくせに……」



いつの間にか唇がまた重なると、なまえはカカシの背中に腕を回しながらまた呟く。


「離したくないのに……」


「大丈夫。ちゃんと支えててあげる」



カカシはなまえの身体を強く引き寄せ、なまえと愛しさを力一杯抱き締めた。



「俺が離したりしないから」




愛しい人の温もりと、確かめ合った愛の数だけのドキドキとキスを敷き詰めた、十日ぶりの二人のベッドの上。なまえはそこで感じる愛しさにただ身を預ける。



そしてカカシは、なまえが自分の鼓動さえ聞き逃さないようにと、しっかりと抱き締め愛していった。

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