想い、出逢いC

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散々カカシの前で泣いたなまえは、側にカカシが居てくれるのを感じたまま泣き疲れて眠った。


翌朝、カカシが再びなまえの病室を訪れると、恐ろしく腫れぼったい瞼をしたなまえは恥ずかしそうに顔を向けた。


「おはよう、なまえ。具合はどう?」


「来てくれてありがと。お陰様で順調です。……瞼が腫れてる事以外はね」


「でもスッキリした様に見えるけど?」


触れて欲しくない部分にもカカシはさらりと触れる。


「……にくい男だね」


「色男と呼んでちょーだい」


ベッド横の椅子に腰掛け、なんとも間延びした顔と声でそう言うカカシは、悔しいくらいに格好いい。


言わなくても解ってくれて、その上でなまえが進みやすい道を用意してくれるのだから。



嫌味なほど長い脚を椅子から投げ出しなまえを見やって微笑むカカシに、なまえも同じ様に微笑み返した。



「カカシ、ありがとう」


なまえが柔らかい声でそう言うと、カカシはそれに穏やかで優しい目をして返した。

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