俺の仲間を紹介するヨ

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途中で出て行く人、途中からやって来る人。任務で忙しい中で沢山の人が来てくれた。



「カカシって結構人望あったんだねー」



いつの間にかカカシとゲンマに挟まれて座っていた私が声を漏らすと、ゲンマがこっそり耳打ちする。



「ちげーよ。こいつらはな、カカシが夢中になってるお前をみたかったんだよ」


「ゲンマ、聞こえてるヨ」



和やかに流れる時間は気の合う仲間と。
そんな言葉が似合う夜を垣間見れた私は嬉しかったし、綱手様の粋な計らいに感謝した。



そして賑やかな宴は終わりを迎える。


「皆さん、今日はありがとうございました」



店の外で頭を下げると皆笑顔で"またね"と背を向ける。


「今度は女同士で飲みましょうね」


ふわっと花の香りと花の様な笑顔を残し去っていく紅さんを見送った。


「じゃ俺も帰るか。またな、なまえ」


「うん、ありがと。またね、ゲンマ」



最後にゲンマを見送った後、楽しかっただけに余韻が侘びしくて、私はカカシの腕を引き寄せた。


「どうしたの?」


「あったかさがしみた。ありがとね、カカシ」



絡めた腕を引きながら、私はカカシの頬に口付けた。


「……ほっぺだけ?」


「私に見返りを求めるの?」


「違うヨ。なまえにしか出来ない見返りを求めてるの」



見つめ合って微笑み合って、それから私はカカシに飛び付く。


「じゃ、私の気が変わらない内に帰ろうか?」


「大丈夫。一瞬だから」


唇を啄みながら印を結ぶカカシの首に腕を巻き付ける。





今は、ほんの数秒後に感じるであろうカカシの肌の温もりが待ち遠しいよ。

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