穏やかな朝に
(2/6)
視界が揺れて目を閉じると、直ぐに大好きな匂いに包まれる。
そしてそれは私の全身が感じてくれるから、目を開ける必要なんて無いのだけれど、顔を見ずには居られない。
窓から差し込む月明かりは足元を淡く照らし、朧気に見える陰影が心底愛しい。
「気が変わっちゃった?」
「まさか」
そっと唇を寄せれば高まる愛情。直ぐに絡み合う舌には最大限の愛を込めて。
深く深く注ぎ合えば、もう求めずにはいられない。
荒々しくも優しい矛盾した愛撫と、苦しくも愛しいこの上ない愛を。
吐息と温もりで分け合いながら、今日も愛を確かめ合うの。
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