穏やかな朝に
(3/6)
秋の夜長は抱き合うのに丁度いい。日に日に増して行く寒さも寄り添い合うのに丁度いい。
なまえがくれるこの格別な時間はクセになる。
「これは病みつきだネ」
「じゃ作戦成功だ」
なまえはそう言って妖しい目を向けながら俺の上に覆い被さり、そして唇が触れるか触れないかの距離を保ちながら俺を見下ろす。
この強気な所が堪らない。
「そんななまえが大好きだヨ」
俺はさっと体を反転させ、今度は俺がなまえを見下ろすと、一瞬驚いた顔を見せたが、密着した肌がまた熱を帯び、艶めいた瞳に俺が映る。
そしてなまえは俺の左目に指を滑らせた。
「わたしもそんなカカシが大好きだよ」
軽く触れた唇は、抱き合った余韻を次へと誘う。再度交わる唇はそんな甘さに溢れているから、きっと何度も酔わされてしまうんだろう。
なまえと繋がる悦びと喜び。
導かれるまま膨らみをなぞるだけで刺激されるのは俺自身。心にも身体にも刻まれたなまえの甘さが疼き出す。
「今日は優しくしてあげないヨ?」
「それはカカシだけじゃないかもよ?」
なまえはいつだって俺をこうして受け入れてくれるんだ。
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