忍やってるカカシが好き
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渇いた音と共に手の中に残った一つのお団子。私は迷わずそれを頬張った。
「残念だったね、カカシ」
こんな不利なゲームに真面目に乗るつもりが無かった私は、何だかんだ言っても毒入りを選んだらカカシが止めてくれると思ってたし、そもそも毒なんて入って無いんじゃないかと思ってた。
だからどれを食べても私の勝ち。
うん、我ながら見事な作戦。
「本当、残念だったネ。なまえ」
……あれ、可笑しいな。何で涙が止まらないんだろう……。
「強力涙腺刺激剤入りでした」
「うっ……、読まれて……たぁぁー…」
それから暫く涙は止まらなくて、鼻水だって酷かった。きっと一年分位泣いたと思う。
お陰で次の日の朝は、目は腫れてるし鼻の頭は赤いしで最悪。
「じゃなまえ、俺は任務に行ってくるネ〜」
そんな私と対照的に、意気揚々と出て行くカカシは、帰りに劇場版イチャパラ全集を買ってくるんだ。
私の涙と鼻水と引換に。
……テレビを占領して待ってるよ。
だけどその日、劇場版イチャパラ全集を抱え、笑顔で帰って来るはずのカカシの姿は何処にも無かった。
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