売れ行き好調
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俺が退院してからはこんな日々が続いているから、なまえは買い物に行くのも苦労してる。
「こんなに売れるとは思わなかったよ……」
なまえはソファーに凭れて苦笑しながら俺を見上げる。
せっかくのデートに行けなかったのは残念だけど、初めて出会った時より伸びたなまえの髪が、なまえの表情と共に静かに揺れるから、それがなんだか幸せに思えた。
「なまえ」
そう呼んで、なまえの手を掴んでその手に口付けると、なまえは目を細めながら俺を見つめる。
「どうしたの?」
「家の中でもデートは出来るでしょ?だからエスコートするの」
なまえは小さく声を漏らして笑うと、俺の手を優しく握り返し、挑発的な顔を向けて言う。
「じゃあお言葉に甘えさせて頂きましょうか」
その挑発的なその唇は、明らかに俺を誘ってる……訳無いか。
適当に流した映画をBGMがわりに、ソファーに座った俺の上になまえを座らせてなまえの首に顔を埋めれば、擽ったそうな顔で俺の髪を撫でてくれる。
「カカシと居ると落ち着き過ぎちゃうね」
こういう時に"愛されてる"と思ってしまうのは、俺の自惚れなんかじゃないよネ。
「あはは。そんな殺し文句はどこで覚えてきたんだろうネ?」
「銀髪忍者の常套句らしいよ?」
あはは、と額をくっつければ、なまえの瞳には俺だけが映され、独占欲が満たされていく。
なまえへの気持ちが尽きない俺は、そのままなまえに口付けた。
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