いたずらメール


『愛してる』

 いきなり御幸から気持ち悪いメールが送られてきた。

「ねぇ御幸。あんたキモすぎだよ」
「は? いきなり何だよ」
「いやいや私の台詞なんデスケドー。昨日アンタが変なメール送ってきたんでしょ」
「ん? ……俺昨日は携帯触ってねぇはずだけど」
「は?」

 

『ヤりたい』

 その日、再び御幸から気持ち悪いメールが送られてきた。思わず携帯を落とした。階段をのぼっている途中だったから、携帯が雪崩のように転がっていった。携帯の画面にヒビが入った。バキフォンになった。アーメン。


「はよ、みずき」
「……」
「ん?」
「……」
「おーい、みずきさん?」
「きもい」
「朝会って第一声がそれかよ」
「ちょっと喋りかけないで貰えますか」
「なんで」
「メールうざすぎるキモすぎる」
「昨日もそんなこと言ってたなー」
「とぼけんな」
「ごめん、昨日も俺携帯いじってねぇからとぼけるもクソもないんだわ」
「嘘つけ」
「ほんとだって」
「とりあえず話したくないキモい近づかないで」
「はぁ!?」

 このメールが寮に住んでる野球部員たちの仕業だということが発覚し、誤解が無事とけるのはそれから三日後のことだったりする。

160706
 御幸は三日に一回くらい携帯いじってそう

   

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