「おざーっす。」
「おはよー……。」
「おはぴこちゃん☆」
制服に着替え、身支度を整えた2人は
キッチンへ朝食を摂りに向かった。
高校生組と中学生組は、すでに出ているようで
大学生組は午前の講義が休講の一成だけが、ゆっくりしていた。
左京と至は今から出勤といったところだった。
「それじゃあ。……あ、心!」
「はいっ!」
「……ゆうべはおたのしみでしたね。」
「止めて!何もしてないから!意味深なこと言わないで!」
「ははっ!……髪、似合ってる。万里もありがとうね。」
「おお…ありがとう、お兄……。」
「うぃーっす。至さんも行ってらー。」
「ん、行ってきます。」
至が出て行くと
左京が万里と心の頭をコン!と軽く叩いた。
「いつまで寝ているんだ!完全に遅刻だろう……。」
「ごめんなさい……。」
「さーせんっ。」
「……大小で摂津が2人になったみたいだな……。」
「お?左京さん、これ俺が切って整えたんっすよ。うまいっしょ。」
「器用なもんだな、相変わらず。」
「まぁな!」
「…はぁ、とりあえず昨日あんなことがあった後だ、少し多めに見るが…ちゃんと行けよ。」
「うぃーっす。」
「はい…すみません……。左京さんもいってらっしゃい!」
「行ってくる。」
「……はい、セッツァーとここぴの紅茶だよん!」
「一成サンキュ。」
「ありがとうございます!」
朝食は臣作成のオープンサンドだった。
ちょっとしたカフェ気分に浸りながら2人は
食べ始めた。
「んでんで!?2人ともカレカノちゃんなワケ!?」
「「ぶーっ!!!!」」
「ん?どったの?」
「いや、まぁ……その……そうなんですけど……。」
「面と向かって言われると恥ずかしいっつーの!」
「えぇ!?そうなん!?いーじゃんいーじゃん!お揃いの髪型とか激マブ!!!」
「俺は複雑だけどな……。」
「髪はまた伸びますから……万里さん…。ウィッグもありますし…。」
「ここぴもピアス開いてるし!いーじゃん!!!」
「そういえばさっき見つけたな。」
「右に2つ左に3つ。全部朶だけど。軟骨は怖くて……。」
「俺より多いな……。軟骨そんな痛くねぇけどな……。」
「いや、増やさんよ?」
「わーってるって!でもまぁ……小物もお揃いの買えんな。」
「っ!!!」
「ひゅーひゅー!セッツァーおっとこまえー!!!」
「っるせぇ!!!!」
そこに、洗濯から、いづみが帰ってきた。
「あれ!?心ちゃんも万里くんもなんでまだ朝ご飯食べてるの!?学校は!?」
「「3限から行く予定。」」
「またぁ!?」
「あー、でもフルーチェさんからもオッケー貰ってたし、許したげてんっ!」
「あ、そうなの……?」
「昨日が昨日だったからって……ね!セッツァー!」
「あぁ……間違いはねぇよ。」
「そう……、ならいいけど……。心ちゃん、短い髪も似合うね!」
「そ、そうですか?万里さんみたいですか!?」
「ふふっ、うん!万里くんみたいだよ!」
「えへへっ!イメチェン大成功ですね!」
心の髪が短くなったことに、罪悪感が尽きなかった万里も、笑顔の心を見て、徐々に笑うようになった。
「……へっ、まぁな!俺が整えたんだし?可愛いに決まってんだろ。」
「そうですね!」
朝食を食べ終わった2人は
やっと登校しはじめた。
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